「AviUtl」は、Windwos用に開発された無料で使える人気の動画編集ソフトです。
シンプルな操作と有料ソフト顔負けの高度な編集機能が特長です。
この記事では、そんなAviUtlの導入から使い方まで、わかりやすく解説していきます。
目次
AviUtlとは
AviUtlはWindows用に開発された動画編集ソフトで、昔から多くの方に利用されています。
AviUtl自体の機能は非常にシンプルなんですが、拡張プラグインを導入したり、スクリプトというコードを入力することで、
機能をアップグレードさせることができます。
ただし拡張プラグインの導入や使い方は、始めにしっかり覚える必要があることや慣れが必要なので、
この記事を参考にAviUtlの使い方をマスターしてください。
1.AviUtlの特徴
AviUtlの特徴は以下の通りです。
・無料でできる
・サクサク編集できる
・シンプルな操作性
・拡張性が高い
・調べれば大抵のことが解決する
・他のソフトと互換性が高い
AviUtlの優れている特徴は無料で利用できることと、拡張性が高いことです。
無料の動画編集ソフトでここまで色々な編集ができるソフトはありません。
2.AviUtlでできること
・カット編集
・音声・テロップの合成
・トリミング
・再生速度の変更
・動画のリサイズ
・素材の回転・反転
・ノイズ除去
・カラーグレーディング
・エフェクト追加
・エンコード
基本的なカット・テロップ・BGM・効果音などの編集は全て簡単に行うことができます。
他にも動画の色合いを変更して印象を変えるカラーグレーディングや音声をクリアに加工するノイズ除去や
色々な特殊効果を適用できるエフェクトを追加することもできます。
AviUtlのメリット(長所)
AviUtlのメリットの一覧です。
①無料
お金が掛かりません。
すべて無料です。
②ソフト自体の動作が軽い
プラグインをほとんど入れていない状態なら、起動に1秒も掛かりません。
大量に入れていたとしても起動に3秒くらいしか掛かりません。
低スペックなPCでもサクサク動作します。
③ネットの情報が多い
ネットの情報が多いので、調べればすぐにトラブルシューティングできます。
④ゆっくり実況動画を簡単に作る事ができる
簡単に作ることができる理由は
ゆっくりムービーメーカーやnicotalkなどの「AviUtl用のゆっくり動画作成支援フリーソフト」があるからです。
他の動画編集ソフトでゆっくり動画を作ろうとすると、かなりの手間がかかります。
⑤拡張性が高い
有志が公開している、
スクリプト
プラグイン
エイリアス
などを導入すれば、機能を格段に拡張できます。
一部の有料動画編集ソフトしかできない「モーショントラッキング」などもできたりもします。
一般向けの動画編集ソフトになら、機能的にも勝っています。
⑥エンコード機能が優れている
出力できない動画形式・コーデックはほとんどありません。
なんでも出力できます。
動画編集ソフトとしてではなく、エンコードソフトとして使用しても全く問題ないレベルです。
⑦有志が公開してるフィルタが優れている
フィルタというのは
シャープ化やノイズ除去
色調補正(色を明るくしたり、暗くしたり)
インターレース解除などの効果のことです。
⑧”動画”に詳しくなれる
AviUtlは、他の有料動画編集ソフトと違って、
動画の根底(仕組み)まで操作できるような仕様になってるので、機能を調べれば調べるほど”動画”について詳しくなれます。
AviUtlのメニューの意味を全て理解できれば、動画上級者になれるレベルです。
AviUtlのデメリット(短所)
デメリットの一覧です。
①導入が面倒くさい
元々AviUtlは、AVIファイルしか編集できないシンプルなソフトでした。
しかも、編集もカットなどのシンプルな編集しかできませんでした。
そんなわけで、最初はレベル1くらいしかなかったAviUtlでしたが、作者自身や有志が”色々なもの”を追加で開発して行った結果、今のレベル100のAviUtlが完成しました。
なので、AviUtlを便利に使い倒したい場合、その”色々なもの”を色々なサイトから貰ってきてAviUtlを強化する必要があるわけですが、その作業が非常に面倒くさいのです。
ただ、基本的にインストーラーを起動させたり、ファイルをダウンロードしてきてAviUtlフォルダに放り込むだけなので、初心者でも努力次第で使いこなせるレベルです。
②対応OSがWindowsのみ
対応しているのはWindowsOSです。(Windows95以降なら動作します)
※ただし、MacやLinuxでも、wine・Boot Camp上などのソフトを上手く利用すれば動くようになります
③編集の自由度が高すぎる
例えば、有料の動画編集ソフトなら「1」くらい指示すれば良い所を、AviUtlなら「10」くらい指示しないといけません。
なので、初心者の人は、指示する事が多すぎて迷うことが多々あります。
ただ、逆に言えば指示できる事が多いので、有料動画編集ソフトより自由度が高いものが作れるとも言えます。
※それと、「10」くらい操作すると言っても、操作しなければいけないのは最初の一回だけで、その操作を「エイリアス」という機能で保存しておけば、次からはワンボタンで使えるように出来ます。
④高解像度な動画の編集はできない
AviUtlが4GB以上のメモリに対応しました。(バージョン1.10より)
なのでこのデメリットは”一部解消”しました。
ですが「4Kの動画を編集したい!」という人には、AviUtlは向いていません。
⑤キャプション機能がない
キャプション機能とは、以下の様なオシャレな字幕をワンボタンで付けれる機能のことですが
AviUtlにはキャプション機能がありません。
ただ、AviUtlでも、このような字幕効果を自作して「エイリアス」として登録しておけば、キャプションとして使用する事は可能です。
また、有志が公開しているエイリアスファイルを追加すれば、自分で作らずとも使えるようになります。
AviUtlの導入方法
AviUtlを実際に導入する方法を解説します。
この記事で解説する手順で進めてみてください。
1. ダウンロード
まずはAviUtlのフォルダをダウンロードします。
以下のリンクからダウンロードすることができます。
リンク先にアクセスしたらAviUtl本体と拡張編集プラグインの2つのzipファイルをダウンロードしてください。
拡張編集プラグインは、AviUtlを最大限使いこなすために必要な機能なので、必ずダウンロードしておきましょう。
注意点は必ずどちらも最新版をダウンロードしておくことです。右側に最新版が公開された日付が書かれているので、1番新しいものを選んでください。
2. インストール
ダウンロードできたら「aviutl110.zip」と「exedit93rc1.zip」の2つを展開します。
そして拡張編集プラグインのファイルである「exedit93rc1」フォルダ内のファイル全てを
AviUtl本体の「aviutl110」フォルダにコピー&ペーストまたはドラック&ドロップで移動させます。
インストールはこれで完了です。
まとめ
いかがでしょうか
Aviutlがどのような機能でどの場面で使用されるかはわかりますね。
今後の編集等で役に立てるのがAviutlですので是非ダウウンロードをしてみてください。
それでは次の記事でお会いしましょう。