これから配信活動を始めようと考えている方はよく、「OBS」というものを見たり聞いたりすると思います。
今回はOBSのインストール方法やOBSとは何なのか、また、OBSで何ができるのかをこちらの記事だけで解決できるようご説明しようと思います。
この記事を読んで頂ければ理解が深まると思いますので是非、最後まで見てくれたら嬉しいです。
目次
OBSとは?
まず、OBSとは何なのか。
OBSはOpen Broadcaster Softwareの略で、PCでライブ配信したり録画を無料で行えるとっても優れたソフトです。OBS Studioが正式名です。
一般的に主流なのは
・ゲーム配信
・雑談配信
・顔出し配信
・歌枠配信
などなど、様々な配信形態に対応できます。有名な配信者やVtuberはOBSを使用して配信している方が多いです。
ダウンロード方法
OBSで配信をしたい方向けにOBSのダウンロードの方法について簡単にご紹介したいと思います。
それではダウンロードをしていきましょう。
1.サイトにアクセスする
まずはサイトにアクセスしましょう。
下のURLからOBSダウンロードページにアクセスしてください。
2.インストーラーをダウンロードする
ページに飛んだら、「ダウンロード インストーラ」をクリックしてダウンロードします。
3.OBSをインストールする
ダウンロードが完了すると以下のアプリケーションがインストールできると思います。
ダブルクリックをしてダウンロードしていきます。
アプリを開くと「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出ると思うので「許可」を押してください。
すべて英語表記になっていますが、とても簡単なので記事を見ながら実行してみてください。
この画面が出てきたら「Next」をクリックします。
この画面に進んだら「Launch OBS Studio 25.0.8」にチェックを入れて「Finish」をクリックしてください。
あとはダウンロードを待つだけです。
これでダウンロードは終わりです。
初期設定
始めてOBSを開くと「自動構築ウィザード」という画面が出てきます。
こちらでは、OBSが自動的に配信に最適な設定をしてくれるということなのですが、自分で設定した方が適切に設定できるのですべて「いいえ」または「キャンセル」を押して閉じてしまいましょう。
その他の設定(配信用の詳細設定)
Youtubeで配信する際の設定は下記の記事で紹介しています。
720pの高画質で配信したい方や、初期設定にお困りの方は是非ご覧ください。
こちらもCHECK
どんな機能があるの?
OBSでは、ゲーム配信や雑談配信をクオリティ高く、また円滑に行える様々な機能が多くあります。一つ一つ見ていきましょう。
シーン
配信画面を作成するにあたって最初に設定するのは赤枠で囲ってある「シーン」です。
こちらはテレビで例えると番組のようなものだと思ってください。
例えばニュース番組で例えると、スタジオ画面から中継画面に変わったりCMも流れますよね?そういったシーンを変えるときに必要になってきます。
シーンの左下にある+をクリックして、ゲーム配信や雑談配信といったカテゴリーを作ります。
ソース
ソースとは、先程のシーンが番組のスタジオ画面や中継画面の切り替えだとしたら、こちらはそのシーンを構成するのに必要になってくるものです。
ニュースのスタジオ画面ではBGMはいりませんが、CM画面ではBGMや曲が流れます。
このようにシーンごとに必要になってくるものをソースで入れてあげましょう!
赤枠の+をクリックします。
そしたらこのように出てきます。
ウィンドウキャプチャ
ウィンドウキャプチャはPCの画面を表示する方法で様々な用途で使用することができます。PCのゲームを映したい時などウィンドウキャプチャか後に説明するゲームキャプチャを使用します。
ゲームキャプチャ
ウィンドウキャプチャでPCのゲームが映らない場合があります。その時はこちらのゲームキャプチャを使いましょう。また、Live2Dモデルを映したい場合もこちらを使用します。
こちらもCHECK
シーン
例えばシーン1とシーン2を作ったとして、シーン1にシーン2の内容が丸ごと入ります。あまり使用しないので覚えておかなくても大丈夫です。
テキスト
OBSの画面上に好きなテキストを乗せれます。テキストのフォントや大きさ、境界線、やり方次第で流れるテキストも作れます。ハッシュタグを乗せたりやお知らせなどがあるとき使用すると良いでしょう。
ブラウザ
ブラウザはWebページを乗せたい時に使用します。配信にコメント欄を表示させたい時はこの「ブラウザ」を使用します。
こちらの記事でコメント欄の透過のやり方を解説しております。
こちらもCHECK
メディアソース
PCに保存してあるBGMや映像を流したい時に使用します。繰り返し流すことも可能です。
映像キャプチャデバイス
こちらはキャプチャーボードを使用しているゲームを映すときに使用します。PS4やswitchのゲームを映したい場合、キャプチャーボード必須のためこちらを使用します。
画像
画像を差し込めます。配信背景や小物類といったものもこちらからです。
画像スライドショー
複数の画像を選択し、スライドショー形式で画像を流せます。マシュマロ配信などやるときに便利です。
こちらもCHECK
画面キャプチャ
デスクトップ画面や移っている画面をそのまま映します。ウィンドウキャプチャやゲームキャプチャでは映らなかった時の最終手段に。
音声入力キャプチャ・音声出力キャプチャ
音声の入力(マイク)や音声の出力(スピーカー)のON・OFFです。こちらを設定すれば休憩などに使用するシーンに組み込むことで、わざわざ自分で音声をミュートにしなくてもクリック一つで音声のON・OFFをすることができます。
こちらもCHECK
音声ミキサー
こちらでマイクやデスクトップの音量調整を行えます。
モニターやマイクから実際に音声を出力して、赤い所まで行かないように調整しましょう。
音が割れてしまう場合があります。
歯車マークを押してフィルタを追加すれば、ノイズ抑制やコンプレッサーをかけることができます。
配信の前にあらかじめ設定しておきましょう。
シーントランジション
シーンを切り替える際のトランジションを設定できます。
フェードだったりスワイプなど数種類あるので、自分の好きなトランジションを設定しましょう。
コントロール
コントロールで配信の設定や開始、終了を行えます。
配信開始
OBSに自分のYouTubeなどのアカウントを接続し、配信の設定をしていればクリック一つで配信開始ができます。
配信を終了する際は同じ場所をクリックしましょう。配信開始の場所が配信停止に変わっています。
アカウント接続、配信の設定は後に記載します。
配信の管理
配信する際のタイトルやサムネイルなどをこちらで設定できます。
配信前に必ず設定しましょう。
録画開始
こちらをクリックすればOBSで設定した画面がそのまま録画されます。
LIVE配信ではなく、後でテロップを入れたり、要らないところをカットしたりして動画を投稿する場合、録画開始を選択します。
終了する場合、同じ場所をクリックすれば録画が終了されます。録画開始の場所が録画停止に変わっています。
仮想カメラ開始
仮想カメラとは、OBSの映像出力をWebカメラのように扱うことができます。
仮想カメラを使えば、YouTubeとTwitchの2つの媒体で同時配信といったことが可能です。
ですが、注意が必要なのはOBSの映像のみを流すので音声は拾えないということです。
音声を流すにはVB‐CABLE Virtual Audio Deviceというソフトをインストールする必要があります。
また、同時配信する数に応じて処理負荷がかかりますので、事前にテスト配信を行いきちんと動作するか確認しておきましょう。
スタジオモード
スタジオモードを使えば、配信者が見ている画面と視聴者が見ている画面を分離して裏でこっそりと編集できます。
スタジオモードを使わずにソースを編集した場合、視聴者に編集作業が筒抜けになってしまいます。
こちらを使えば、よりスマートに配信ができること間違いなしです!
このように画面が分割します。
右の画面が配信で映っている画面なので、配信者は左の画面でソースを編集し、編集が完了したら配信に出すといったことが可能になるわけです。
設定
こちらで配信で使用するマイクやYouTubeやTwitchなど、どの媒体で配信するか設定できます。
一般:言語やテーマなどの設定ができます。
配信:YouTubeやTwitchなど、どの媒体で配信するか設定できます。直接YouTubeアカウントに接続することも可能です。
出力:音声ビットレートや映像ビットレートを設定できます。
音声:使用したいマイクやスピーカーなど設定できます。
映像:解像度を設定できます。
終了
OBSを閉じます。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
様々な項目を簡単に解説しましたがこれでOBSとは何なのか?どのようなことができるのか?を理解して頂けたかと思います。
OBSにはこんなに便利な機能がたくさんあります。
今回ご紹介できなかった機能もまだまだありますので順次上げていこうと思います。
覚えることがたくさんありますが、皆さんが知りたいこと・気になることを丁寧に分かりやすく解説していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
もっと詳しく知りたいという方は別の記事で項目ごとに解説しておりますので、見ていただけると嬉しいです。
皆さんのお役に立てたのなら幸いです。
それでは次の記事でお会いしましょう。